妄想。

https://globe.asahi.com/article/13185352 これはとってもタイトルの選定が酷い記事だし、ついったをみると多くの人が見出しでカッカしちゃってて、その怒りのまま読んじゃうから、その結果出てくる感想も「日本アニメが受けるのは日本アニメなりの良さがあ…

新海誠監督『天気の子』レポ 「今」を描くということ。

――これは僕たちの話だ。 映画の中盤に入る頃、降ってわいたその確信は、終幕まで途切れることは無かった。 先に言ってしまうと、僕はこの映画が『君の名は。』の百倍好きだと思った。正直言って震えた。僕の今までに観たアニメ映画の中で堂々の一位だった『…

艦これとは何だったのか 五年後になって思うこと 4

前節までで、艦これ自体の成功の理由をちょっと考えてみた。この節では艦これの歴史性について述べると前節で予告したが、疲れたので述べられなかった。下はおまけみたいなものだ。読まない方が良い。 ぶっちゃけ、艦娘はある種の倫理的な問題に抵触しないの…

艦これとは何だったのか 五年後になって思うこと 3 「歴史との相性の良さ」と、「2013年」の意味

注*本節とくに後半部分において、歴史的に繊細な問題を孕むと思われる話題を取り扱っています。筆者は特定の個人の気持ちを害することを目的としてこれを書いた訳ではありませんが、お読みになって不快な思いをされた場合は、読み進めずその場で読むのをお…

艦これとは何だったのか 五年後になって思うこと 2 艦娘の抱える二重性

この項では、艦これの抱える本質的な矛盾と、それが生み出した革新性について考える。 まず、艦これとはどんなゲームだろう。プレイヤーは「提督」である。プレイヤーは「艦娘」を育て、「艦隊」に出撃命令を出し、敵と戦わせる。戦えば「艦娘」の経験値が増…

艦これとは何だったのか 五年後になって思うこと

艦隊これくしょん~艦これ~ というゲーをご存じの方も多いと思う。DMM.comが配信する人気ブラウザゲームで、五年前のサービス開始後爆発的に普及し、ネット界隈を騒がせるのみならず、社会現象を巻き起こすに至ったコンテンツであり、現在も(流石にかつて…